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【脂肪】いらないように見えるけど
メトフォルミンとベルベリンは副作用(本来の作用)の点で高ドーズは難しい。 長文
1. Metformin M=129, 結合蛋白なし
吸収率 50-60%, ピーク2-3h, 半減期 4-7h
Cmax 0.89ug/mL/250mg (=6.9uM/L) 日本人
Cmax 1.34ug/mL/500mg (=10.3uM/L) 日本人
Cmax 2.16ug/mL/750mg (=16.7uM/L) 日本人
Cmax 2.62ug/mL/1700mg (=20.3uM/L) 外国人
Cmax 3.30ug/mL/2550mg (=25.6uM/L) 外国人
メトグルコ インタビューフォームより
2.Berberine M=370, 血清濃度は低いが臓器に10-30倍蓄積
吸収率 ?%, ピーク3.3h, 半減期 12h
Cmax 1.1ng/mL/132mg (=2.9nM/L)ヒト
https://www.thieme-connect.com/products/ejournals/abstract/10.1055/s-0030-1251872
吸収率 ?%, ピーク2.0h, 半減期 2h, 2ng/mLが12時間残留
Cmax 15ng/mL, 200mg/kg (=39nM/L)ラット血清
吸収率 ?%, ピーク8.0h, 半減期 2h, 10ng/mLが30時間残留
Cmax 70ng/mL, 200mg/kg (=182nM/L)ラット肝臓
PMID:24205048
3.Resveratrol M=228
吸収率 <5%, ピーク ?h, 半減期 ?h
Cmax 1274ug/mL/2gx2/day (5.58mM/L/2gx2/day)ヒト 高脂肪食ではない場合
PMID:20528005
4.Aspirin M=180, 大半が結合蛋白と結合
吸収率 >>20%, ピーク3.0h, 半減期 3-24h
Cmax 0.191ug/mL (=1.06mM/L/50mg/day)ヒト “Modified release capsules”
PMID:3181281
5.Vitamin D3 M=390-410, 活性型濃度は厳密に管理されている
VD3 1000IU/day 血清25(OH)D3, +12.3 ng/mL (+30nM/L)ヒト
VD2 1000IU/day 血清25(OH)D2, +6.5 ng/mL (+16nM/L)ヒト
PMC3590486
多いものより優れてることになるんだな。
ω6もそれなりに含まれてるけどオレイン酸がおおいからこれはアリなのかな。
だいぶ脂肪も増えてきて171㎝57.8㎏17.9%(inbody読み)
そろそろ頭打ち。皮膚の状態も良くなったしそろそろ
ピオグリタゾン 17β大幅に削減する時期かな。
痩せローションはもう少し続けて燃費の悪さには目をつぶって
少し筋肉増やして・・と。うpして「確かに若いな!」ってところまで
持っていけないかなあ。腹の脂肪は確かに減ったような気がする。
3月前半にえらい失敗を・・・・
激安Macaを個人輸入したら、あれが入ってました、ショック!w
クラ~ッとして目の前薄暗くなっていきました。
売り子は全力で開きなおり。
疲れたw
長文
あれってなんですか?
Aldosterone and Mineralocorticoid Receptor Antagonists Modulate Elastin and Collagen Deposition in Human Skin
http://www.nature.com/jid/journal/v130/n10/full/jid2010155a.html
まとめ
非水溶性のエラスチンはおもに胎児期から幼少期に形成されその後生涯を通し
て使われる。遺伝的な早老病では皮膚のエラスチン繊維形成が不十分であるこ
とが知られている。またUVにより局所的なエラスチン繊維の崩壊が皮膚弾力の
低下を結城氏シワの原因となる。経皮での17βエストラジオールにはエラスチ
ンの生成を促進する働きがある(アルドステロンは17βと相加的あるいは相乗的)
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15955089?dopt=Abstract&holding=npg
アルドステロンにはMR受容体無依存的な弾性線維の再生作用がある。アルドス
テロンの作用はIGF-Iおよびその受容体を経た作用が必須である。タンニンとエ
ラグ酸はエラスチンへ結合し蛋白分解酵素から守る。
考察
皮膚の老化にはGHとエストロゲン(E)以外にも重要なファクターがあると思って
いました。なぜならGHやEの置換療法を十分受けても老化するからです。培地と
しての真皮脂肪の存在はかなりコツンと来た感じでしたが、まだ残っていると
思います。一つは皮膚の構造保持繊維とでも言うべきエラスチンです。単に増え
ればいいともならないでしょうが。。。正しい増やし方が大事かも(検討中)。
道具はスピノロラクトン、アルドステロン、DMSOでいいように思います。
17β、pio、VAは併用可能かも。ちなみに頭髪にも効果がありそう。
長文
最初から人間の皮膚にはちゃんとした再生能力が無いんですね。たぶん・・・
一人につき、一回きり、使い捨ての設計です。
元に戻すためにはメカノ・ケミカノ・リモデリングが必須かも?
何をどの順番でやるかですねw 長文
Male androgenetic alopecia and cardiovascular risk factors: A case-control study
PMID:20398601
まとめ
頚動脈硬化などメタボ症状を持つ人は、正常な人より約4倍AGAを発症しやすい。
腹部肥満、高血圧、中性脂肪、血糖値はAGAと強い相関が見られた。しかしながら
血清テストステロン値とSHBGはAGAとの関連が見られなかった。またインスリンと
アルドステロン値にはAGAと正相関が見られた。
考察
血管が老化する理由とAGAの発症には強い因果関係があると言える。うわさとは違い
血清TとAGAは結びつかない。皮膚のテストステロンは血清Tとは異なる値にローカル
に調整されている研究結果があった。>>42
アルドステロン高値とAGA、アルドステロン高値と動脈硬化の関係には>>26, >>29に
書いたエラスチン繊維の崩壊が一枚かんでいるかも知れない。頭皮の動脈硬化?
長文
> 書いたエラスチン繊維の崩壊が一枚かんでいるかも知れない。頭皮の動脈硬化?
おや?アルドステロンが高値だとエラスチンはリモデルされるのではなかったのですか?
> アルドステロンにはMR受容体無依存的な弾性線維の再生作用がある。
となると別のレセプターに結合して作用しているわけで
ならばそっちのレセプターの量に依存するのかな?
小便近くなりそうですね。
真皮層で浸透が止まらないとなんだかフライングのGIDの人の処方
みたいになってきますね。アルドステロンはさすがに使わないだろうけど。
アルドステロン様作用とくるとグリチルリチン酸2Kを思い出しますが
これにはそういう作用ないかなあ。
順番はまず細胞を用意するのが先でそれを損なわないよう遮光保湿しといて
刺激物質を与えると。
エラグ酸は経皮行けますかね?
>>小便近くなりそうですね。
アルドステロンは抗利尿作用、スピロノラクトンは抗アルドステロン薬ですから
両方合わせると小便には中立と思います。必要なスピロノラクトンはわずか2uM、
アルドステロンが主役ですからむしろ尿は減る方向かも。
ただしこのサイトによると、、
http://sugp.wakasato.jp/Material/Medicine/cai/text/subject06/no8/html/section4.html
加齢でアルドステロンの分泌は自然減少していき尿が近くなったり脱水方向へ変化します。
よってエラスチンの分解は進みやすくなり、肌のハリは無くなることになると思います。
ところが老人は高血圧になったりで矛盾していますね? レニンアルドステロン系へ影響
する血管の老化も要因ではないかと書かれてます。内面が老いると外面も老いる一例かも。
アルドステロンについては全身的なベースラインを上げる方法も考えられるのですが
老化にともなうそんな矛盾もありますから、肌のためだけに手出ししにくいな。
>>アルドステロン様作用とくるとグリチルリチン酸2Kを思い出しますが
グリチルレチン酸の偽アルドステロン症ではアルドステロンが減少しますので
逆の作用です。しかし逆という事は全身作用の緩和に使えるかもしれませんね。
>>順番はまず細胞を用意するのが先でそれを損なわないよう遮光保湿しといて刺激物質を与えると。
in vivoでやる話なので、繊維芽細胞の増殖とリモデリングの加速には若干
トレードオフがあるかもしれないです。レーザーや熱で壊すステップと幹細胞に
頑張ってもらうステップのバランスですかね?繊維芽細胞移植が簡単ならいいです。
長文
アルダクトン錠剤100mg入りを砕いてエタノールに溶かしてみました。
エタノールへの溶解度は2.8g/100gですからエタノール3.5gに全部溶ける計算。
http://www.acne.org/messageboard/topic/198326-ethanolic-extraction-of-spironolactone-for-topical-use/
添加物の大半は沈殿し透明な上澄みが得られます。
あとは分離してエタノールを飛ばす、またはそのままDMSOへ添加。
しばらく検討してからアルドステロンも加えてみましょう。
さしあたり内分泌分で様子見。
長文
フルーリディル アンドロゲン受容体(AR)発現抑制薬
http://hair2go.oc.to/eucapil_5.htm
増毛にいいそうなw
スピロなどARアゴニストの常用はARの変異を誘起すると記載があり、
ちょっと不安になりました。本当かな?
引用文献が妙に古いような・・・
長文
名案が出たらすかさず書きます。しかし実行可能なことは
やり尽くされているみたいで、ここまでのところ月並みなお答えしかできません。
フィナとミノを飲んで塗って+17βの頭皮への経皮投与でお茶をにごす程度。
長文
よろしくお願いいたします。
DMSO+pio+17βローションを頭に塗ってみてはどうかと。老化による禿げには抜本療法になるかも。
もみ上げ辺りで自分でも塗ってみたのですが、私の家系は生涯フサフサのためこれ以上増えようがありません。
このローションで顔の皮膚はすっかり見違える若返りを示しますから頭皮にもきっと。
もちろんごすべて自分の判断と責任ですけどw
長文
ありがとうございます
フサフサの家系羨ましいです
うまくできたもんですw 長
GoogleCacheでいくらか読めましたが。
動脈硬化で腎血流量減少が起きたりしますかね?
ネフロンの損傷が加齢とともに起きて行き1素子あたりの
血流量・血圧には大差なくとも濾過能力は低下していく
と考えるのが妥当かなあ。横紋筋融解症のように一気に
トラブって行くのではなくって・・・猫って高齢になると腎機能の
低下で弱っていくんじゃありませんでしたっけ?
糖尿がなくっても壊れていくならこれを再形成する手段が開発できなければ
不老不死は望めませんねえ。合成臓器へのリプレイスはスマートではありませんし・・
おそらくメスを入れること繰り返すことそのものが悪影響を積み上げていくでしょうし。
> >>アルドステロン様作用とくるとグリチルリチン酸2Kを思い出しますが
> グリチルレチン酸の偽アルドステロン症ではアルドステロンが減少しますので
> 逆の作用です。しかし逆という事は全身作用の緩和に使えるかもしれませんね。
偽アルドステロン症ということはアルドステロンのレセプターにグリチルリチン酸なり
グリチルレチン酸なりが結合するから起こるわけでこれが線維芽細胞にも
結合するのであればエラスチン合成を促進するのではないでしょうか。
> >>順番はまず細胞を用意するのが先でそれを損なわないよう遮光保湿しといて刺激物質を与えると。
> in vivoでやる話なので、繊維芽細胞の増殖とリモデリングの加速には若干
> トレードオフがあるかもしれないです。レーザーや熱で壊すステップと幹細胞に
> 頑張ってもらうステップのバランスですかね?繊維芽細胞移植が簡単ならいいです。
> 長文
レーザーのプロセスは重要なんでしょうか?ここでFGFじゃありませんか?
髪の毛なら17βよりエチニルエストラジオールかも。
良いソースが示せないのですが抗男性ホルモン作用がこれにありますから。
http://www.xn--0tqt89djjotfo.jp/tonictopic/etinir.html
元ソースが見つけられないのですがDHT合成の元5αリダクターゼ阻害
がその力の根源らしいので。他の皮膚へもどっちのほうが有効でしょうねえ。
>>38
ピザコード無水アルコール液沈殿してくれず困りました
どこに条件の違いがあるんでしょね??濾過しちゃうと
Pioの大半も浮いてる粒子側にあったみたいだし。。
> 40 名前:※名無しイケメンに限る[] 投稿日:2014/03/21(金) 22:27:13.38 ID:APNpWXXd [14/16]
> >>39 ところが生まれながら額がとても広いという問題があります。
> うまくできたもんですw 長
僕の場合は3から5㎜程度は生え際が前進してきましたが・・
テッペンハゲになりかけてはいましたが生え際の後退はなかったのですがねえ。
皮下脂肪の構造について
スレ6で顔の皮下脂肪のコンパートメントについて詳しく報告したが
もう一つ気になる脂肪がある。肌老化の本命かも知れない。
まず基本で皮膚の構造について[1]、
http://hycol.net/skin.html
真皮の下に脂肪層がある図だが、脂肪と真皮の間に仕切り(セプタム)が無い。
真皮層の下にはいわゆる皮下脂肪とは異なる特別な脂肪細胞があると考えている。
例えば動物の皮を剥がすと、一部の皮下脂肪が真皮に引っ付いて剥がれる[2]。
http://www.vmn.jp/minami/img/semi/090619soushou02.pdf
真皮に引っ付いている脂肪だから「真皮脂肪」と呼んでみる。
資料[2]より真皮脂肪を残した状態での皮膚移植なら皮膚は元の状態へ戻るが、
真皮脂肪を完全に取り除いた皮膚移植では、皮膚の主要な機能が失われるとある。
つまり皮膚の再生にはこの真皮細胞が必須である。
真皮脂肪には皮膚を養う動・静脈が網目のように敷きつめられており、
これが無いと皮膚は生きていけない。そしておそらく繊維芽細胞などの
幹細胞も真皮脂肪の血管周辺がニッチではないかと推察している。
さらに、この真皮脂肪が老化することで、真皮の修復は進まなくなり
表皮も壊れていくと考えている。
pioについてずっと調べているのはそんな理由もある。
外用で皮膚に作用させて真皮脂肪の状態を改善できる可能性を感じる。
別の文献より、外用のエストロゲンはこの真皮脂肪へ一旦集まる性質があるらしい。
脂肪細胞の分化はエストロゲンとpioによるシナジー効果で加速されることも
すでに掲載した論文に示されている。さらにテストステロンとDHTはエストロゲン
の真逆の作用があることも示されている。経皮のDHTブロッカー、抗アンドロゲン薬
なども好ましい方向へ作用する可能性がある。長文
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イチオシ
pioローション経過
ここ一ヶ月この組成を使っています(以前述べた通り)。
DMSO:Ethanol:水=2:1:1、pio 1.5mg/g、17β-estradiol 0.25mg/g
様々な試行錯誤の末に見つけた配分ですが、これまでで最も良好な状態になって
きたように思います。たとえば法令線を下端からジワジワ消し上がる力があります。
DMSOによる塗ったあとの痛みは十分少なく角質層の落垢も生じません。
塗ると10分未満程度で吸収され、しばらく薄赤くなり1時間程度で回復。
乾いたところ(10分程度)で乾燥止めのクリーム(前に言ったの)が必要です。
今回はpio服用をやめて7ヶ月経過しており経口pioの影響は全くなし。
サプリメントは日進月歩で中身を改良しているためその影響はあるかも。
さらに継続して様子をみたいと思いますw 長文
1.ピザコード(pioglitazone 45mg)を細かく砕いて第一の小瓶に入れる。
2.無水エタノール10gを第一の小瓶に入れふたをして激しく攪拌し、2日ほど静置。
3.第一の小瓶の上澄み(完全に透明)の90%程度を注射器で第二の小瓶へ入れてエタノールを全て揮発させる。(完全乾燥)
4.オエストロジェル(17β-estradiol 0.75mg/g)を10g、第三の小瓶へ入れて乾燥させる。(約9割体積減少まで)
5.第二の小瓶へDMSO(100%, DMSO UK) 10gを入れてpioを溶かす。(完全に透明)
6.第二の小瓶のpio+DMSO溶液を第三の小瓶へ入れて17βを溶かす。(完全に透明)
7.第三の小瓶へ精製水10g, 無水エタノール10gを入れて攪拌する。
8.第三の小瓶に沈殿物や浮遊物がほとん無いことを確認する。(pio錠剤のカスが若干見られるかも)
方法は以上です。約30gの溶液ができます。
1回の使用量は1g未満、1日に2回以下。(塗っている手や道具に50%前後付着すると想定しています)
DMSO:水:エタノール=2:1:1の比率で2,3倍に薄めると頭皮では使いやすいかも。
塗ったあとピリピリしますが10分間は触らず浸透を待ちます。DMSOは残らず吸収されます。
自分のもみ上げには薄めず30gのものを塗っています。頭髪に著変は認められませんけど。
よって何ヶ月で改善するか等わかりません。
ちなみにDMSO100%溶液を体毛(3本のみ)へ執拗に塗ると(日に5回とか)脱毛する例を見ました。
再び生えて来ましたがちょっと悩ましいです。一方、上記のローションは顔の産毛ともみ上げ
のフサ頭髪には影響が見られませんでした。 長文
長文さん自家製ローション前から気になってましたが、どうしても女性ホルモンに抵抗感
(ネットなどでは一度影響が出てしまうと不可逆的に生殖機能にダメージみたいな書き込み)
があったのですが、
>>42の
>この場合に必要なEはわずかな量であるため男性でも副作用はないとされている。
とありますが長文さん自家製ローション>>38のestradiolの量も
副作用がないレベルなのでしょうか?
ローションに副作用は若干あるでしょうね。
経皮0.25mg/dayあたりですから完全にないとは言えない感じです。
個人的には全く気になりません。女性化乳房とか性欲の減退とか出ませんのでw
でも個人差があるでしょうねきっと。よく言う受容体密度の差です。
私も最初から0.25mgで開始したわけでなく何年も前から少ない量で検討し、
文献も調べて徐々に分かってきた値です。長
ありがとうございます。
ローション作成は敷居がちょっと高いですが
色々参考にさせて頂きます。
男性の皮膚組織におけるテストステロン(T)について。
皮膚内のTは局所的にDHEAから生成されており、血液で運ばれて来るTとは異なる仕組みで代謝されている。
男性の場合、Tは皮膚内でエストロゲン(E)へ変換されており肌質に影響が大きい。
男性における老化と皮膚の場所に依存するステロイドホルモン代謝の違いについて
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC3408994/
Dermatoendocrinol. 2012 January 1; 4(1): 58?64.
まとめ
①男性(若者ave.28歳と老人ave.63歳)についてDHEA, アンドロステンジオン(A)、Tの濃度を血中と皮膚内に分けて調べた。
②老人の皮膚では:DHEAが若者より増加、Aは減少、Tも減少。老人の血中では: DHEAが若者より減少、Aは増加、Tは減少。
DHEAとAの傾向が逆であった。
③Tは2段階の酵素的反応で作られる、すなわちDHEA→A→Tである。繊維芽細胞、ケラチノサイト、脂線細胞
の中では脂線細胞のみがこれらの酵素を持っており、皮膚に局在するTは脂線細胞のみで作られることをin vitroで確認した。
④若者で背中(脂線が多い)と前腕(脂線が少い)の皮膚内のDHEA, A, Tの濃度を比較したところ、
DHEA: 前腕>背中、A: 前腕<背中、T:前腕<背中となった。つまり脂線細胞が多い場所ほど、血液から供給されたDHEAは
速やかにAへ、そしてTへ変換される様子であった。脂線細胞でアンドロゲン代謝が行われる証拠の一つである。
⑤脂線細胞だけがDHEA→Aの反応に関する酵素3β-HSDtypeIを持っていることを抗体を用いた方法で明らかにした。
コメント
老化するとDHEAの血中濃度は減少するが、それとは逆に皮膚内では濃度が増加した。これは脂線細胞での酵素3β-HSD
によるDHEA→Aの反応効率低下で未反応のDHEAが増加することが原因かもしれない。その結果、DHEAが多いにも関わらず
老人の皮膚内のTは減少すると説明できる。男性の場合エストラジオール(E)はTから得られるため、Tの減少はEの減少も
同時に招く。何らかの方法で酵素3β-HSDtypeI働きを活性化すれば、正常なT濃度が得られるはずであり、同時にEも
正常化するだろうが、それについて具体的な方法は文中には無かった。毛根付近には毛根に関係する幹細胞が集まって
いることが別途報告されている。3β-HSDtypeIの変化も幹細胞レベルで何かが起きているのだとしたら、抜本的にはやり
幹細胞治療が必要になるだろう。
Eは皮膚の繊維芽細胞などに細胞外マトリクスを作らせる働きがあり、男性の場合にも正常な皮膚を維持するために
必須である。老人男性にEを経皮吸収させると、不足したEが補われ繊維芽細胞の働きの増し、皮膚の状態が改善される
ことが別の研究で判明している。この場合に必要なEはわずかな量であるため男性でも副作用はないとされている。
血中のT濃度は老化で20%減少したがこの変化は小さい。つまりHRTでTを補給するにしても生理的なT濃度の範囲に留める
なら皮膚への波及はわずかかもしれない。
DHEAの錠剤を服用して皮膚内のTを増やすことも可能かも知れない。しかし皮膚内のDHEA濃度は老人では若者の2倍あり、
それをさらに増やす試みに不安がある。Tが生成される場所は毛穴の出口付近の脂線(脂線細胞のある場所)に
限定される。よってDHEAを含むクリームは脂線へ局所的にDHEAを補給し皮膚内のTとEを効率的に増加させる可能性がある。
DHEAを含む美肌目的のクリームが以前から販売されており男性用としてはこれで証拠が出てきた。仮にDHEA入り
クリームでTが局所的に増えるなら、AGAにも変化(良い方向とは限らない)が見られるかもしれない。
>>42にあるように酵素3βHSD-1を阻害すれば頭皮のTとDHTが減らせるはず。血清T
とは関係なく。そこで3βHSD-1 inhibitorを頭皮に塗るのはどうかと思う。
こんな成分が存在する。
http://pubs.acs.org/doi/abs/10.1021/jm058179h?journalCode=jmcmar
低分子量だしDMSO溶液が作れたら標的器官の脂線へは簡単に届くはず。
この薬が入手可能かわからないけど。
同時に17βestradiolも塗ってエストロゲンを補給する。DHTブロッカーも混ぜて
おけば3βHSD-1 inhibitorの取りこぼしを補える。
全て局所で起こるから体は女性化しない。ただし頭髪は女性化してしまうかも。
長文
そうですね。老化でネフロンが不可逆的に壊れて行くのは確かなようです。
GHも効果無しとありました。腎臓は働かせ過ぎなんですねw
>>アルドステロンのレセプターにグリチルリチン酸なりグリチルレチン酸なりが結合するから起こるわけで
かも知れませんね。裏は取れてないですが。アルドステロンがなぜエラスチン合成に
重要なのか?まだ全容解明してないです。
>>レーザーのプロセスは重要なんでしょうか?ここでFGFじゃありませんか?
成長の過程で一回だけ起こる現象はかなり修復困難と思いませんか?
それに最も近い状況を作るために一回壊す必要があると思いました。
>>ピザコード無水アルコール液沈殿してくれず困りました
不思議ですね。錠剤添加物の種類に違いがあるのかな?
沈殿する・しないは溶解度と比重がパラメータですよね。。。
>>おや?アルドステロンが高値だとエラスチンはリモデルされるのではなかったのですか?
確かにねじれがありますね。高血圧だと肌がきれいという話はきかないし。
高血圧には隠れた別の問題があるのかな?全てぶち壊しになるような。
いずれにせよまだ説明できないです。申し訳ありませんw
>>となると別のレセプターに結合して作用しているわけで
IGF-1経路と関係があるらしくその受容体へ作用してるのかも。
これも今ひとつわかりません。
長文
今回は皮下脂肪とか脂肪に関するお話?
そうだね!結構しっかり読むと面白いかもよ!
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